故 颯田琴次先生による賞状授与式  東京大学にて   

1.颯田医学奨学会について

 財団法人颯田医学奨学会は、医学博士、元東大教授 颯田琴次(さったこと じ)氏のご遺志により、遺産の一部を基本財産として、昭和51年(19763月、東京都教育委員会により、民法第34条の規程によって設立を許可されたものであります
 颯田先生は、東京帝国大学耳鼻咽喉科学教授として、聴覚や音声学に関する先端的研究に従事すると共に、多くの医師・医学者の育成に力を注ぎました。また戦後には東京芸術大学において音声生理学の講義を担当する一方、日本学術会議会員、国立聴力障害センター所長、国立劇場評議員、青少年文化センター理事長など、生涯に亘り、社会のリーダーとして広汎な文化的・社会的活動を続けられました。
 この財団は、設立以来35年余を経過し、学閥や卒後の志望にとらわれずに、良き医師、研究者をめざす東京都内の医学生(原則として56年生)を対象に奨学金を支給してきており、すでに200名余りの医師を世に送り出してきています。それと共に奨学金を得て卒業した仲間たちが互いに各大学間や先輩・後輩の間で連絡ができるために、当初より「颯田奨学通信」を毎年刊行してきています。颯田奨学生の卒後の親睦会である「颯田クラブ」の集会などを通じても、先輩・後輩間の交流活動が続けられてきています。   卒業された奨学生の方々は、開業医になられた方のほかに医学研究者としてあるいは医学教育・医療行政の各分野で活躍されている人も数多く、母校の教授として医学教育に携わっている方や大病院の管理者を勤めている方もいます。
 この奨学会の目指すものは、颯田先生が東京大学医学部教授として、また東京芸術大学教授として生涯情熱を傾けられた「広い視野に立ち、将来、社会の指導者となりうる医師を育成すること」にあります。そのためには医学生時代の仲間との生涯の交流を通じて人格を陶冶し、颯田先生が目指しておられた真に自由と博愛の精神を身につけたリーダーとして「社会に貢献できる優れた医師」になって欲しいと切に願うものです。 この精神に賛同し、貧しくとも高い理想を目指す医学生諸君、この奨学生にならんと進んで応募されることを心より期待しています。 

       平成204

      財団法人 颯田医学奨学会
                             理事長   古田 直樹


 2.公益財団法人颯田医学奨学会が今後に目指すもの

  財団法人 颯田医学奨学会は2009年度の民法改正に伴う公益法人の制度的改正により、公益法人認可の申請を昨年の12月3日に東京都に対して行い、本年9月21日に認定を受けました。続いて111日に設立登記を行い、新たに「公益財団法人 颯田医学奨学会」として発足しました。 今回の移行による颯田医学奨学会としての奨学給付金制度やその理念についてはこれまでとの変更はありません。しかし事業の運営体制はこれまでとは異なり、集めた寄付金を事業資金にすることで、より社会的責任が大きなものとなりました。すなわち、今後は広く一般社会の方々からのご支援・寄付により運営されることとなり、一方では寄付を頂く一般社会からのわれわれの事業に対する期待に応えて行かねばなりません。これからも実績を積み重ねつつ、事業の社会的意義を正しく評価していただけるようわれわれの活動実績については毎年報告書を作り、その説明責任を果たして行かねばなりません
 そこで公益財団法人化を記念して、われわれの活動成果を広く社会にアピールする事業として、来年3月に颯田医学奨学会としては初めて「高齢社会と転倒事故(仮題)」といったテーマでの市民公開講座を奨学生OBのご協力を得て東京大学本郷キャンパス内で開催する予定です。ご興味をお持ちの方は是非この講座にもご参加頂ければと考えています。(もちろん参加費は無料です)
 今後は、公益財団法人 颯田医学奨学会の新たな評議員を引き受けて頂いた方々のご指導・ご協力の下で理事会が責任を持って事業の運営に当たることは言うまでもありませんが、颯田医学奨学会出身者からなる颯田クラブの皆様をはじめとする関係各位の皆さまから一層のご指導・ご協力をいただきながら颯田医学奨学会の活動をさらに充実して行く決意でおります。どうぞ、よろしくご支援の程をお願い申し上げなす。

     平成2311

     公益財団法人 颯田医学奨学会    
                              理事長   古田直樹

 

   

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